April 23, 2013
The Form1は近日出荷予定らしい。

Inside 3D Printing NYのformlabsのブースで聞いた話をちょこちょこと。

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製造状況:
事前予約分は近日製造・発送予定(製造の最終調整中)。最近100台の製造をして製造ラインの確認をしたのだとか(すべてMade in USAとのこと)。

保証・サポート:
本体は発送後90日間の保証がつくそうで、サポート態勢も整える予定とのこと。今後は保守サービス契約等も用意する予定だそうです。

プリントクオリティ:
プリント速度は一時間に1.5cm。通常の設定で解像度は50ミクロン。

材料(レジン):
レジンは1リットル$149で販売。現在はクリアとグレーの2種類のみ販売レベルまで開発が進んでいて、他カラー/別配合の素材も研究中。販売予定の(クリア/グレー)の素材はペイントしやすいのでカラーを使いたい場合は(ひとまずは)プリント後にハンドペイントができるそうです。
ちなみに販売するレジンは食品グレードでは無いとのこと(口に入れる物には使えない)。また、プリントしたオブジェクトを使って鋳型を作る場合(ジュエリー等)現在の素材だと燃やした場合の安全性にいくつか課題があるそうで、別配合の研究中だとか。(ジュエリーデザイナーからの問い合わせは多いそうで、この部分の優先度は高そうでした。)
ちなみに「クリア」はレジン光造型でないと再現できないのでクリアレジンにこだわる人は多いそうです。

事前予約デモグラフィック:
ど んな人が買ったのか詳しく聞きたかったのですが、「とにかくいろんな人が買ってる」としか答えが返って来ませんでした。ただし、今まで一度も3Dプリントしたことのない人も確実に買っているそう。実は対応してくれたスタッフの方も初期の25台のうちの1台を買った1人で、3Dプリントなんて全く知らなかった(本業は弁護士)けれど買って、後にformlabにjoinしたそうです。

8:03pm  |   URL: http://tmblr.co/ZNbz7ujOf-VZ
  
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April 23, 2013
Inside 3D Printing NYに行って来ました

NYのジャビッツセンターで開催されたInside 3D Printing Conference and Expoに行って来ました(といっても展示フロア見学のみですが)。平日開催で、講演への参加パスは$500以上のため、ビジネスで来ている人がほとんどだったような気がします。思ったよりもこじんまりとてしました。

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ちなみにMakerBotの新スキャナDigitizerが見れるかなと思ったんですが、「スキャナデモは持って来てない」とのこと…残念(何故!?)。

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オフィス用品のStaplesに採用されたmcor technologies の紙3Dプリンタの実物を初めて見ました。
使用する紙は普通のコピー用紙、紙に染みこむ特殊インクでまず各レイヤーを普通に紙印刷(この時に位置サイズ情報も一緒に印刷)、その紙を3Dプリンタに挿入して1レイヤーごとにカット・接着を繰り返すそうです。

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今年のBest of CESにも選ばれた3DsystemsのCubeX 途中で電源が落ちても再起動後に同じ場所からプリント再開、フィラメントが無くなればプリント停止 (後で同じ場所から再開)。「12時間かかるような大物プリント中に、なにか事故があってもガッカリしない仕様」だそうです。
(この機能は、せっかく数時間かけてプリントしたのにぐちゃぐちゃのスパゲッティー…を経験したことがある人には嬉しい機能。朝起きてプリンタを見た時のあの落胆といったら…。)
日本からCubeシリーズを購入した場合のサポートはアメリカの本社とのやり取りになるそうです。フィラメントは日本の代理店からでも購入可能と言っていました。

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3Dsystemsに買収されたGeomagicの触覚ペンマウスPhantomのデモ。

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ベリートップポータブルプリンタ。(Cubeのマーケティングディレクターさんです。)

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3DマウスのLeonar3do Kitは3Dメガネをかけてペンタイプのマウスで操作します。

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Bolton Worksの3Dスキャナはストライプの光をあててスキャンする物。高解像度が売りで、ジュエリーをスキャンした場合金属部分の細かな傷までスキャンできるそう。 最終的なスキャンファイルはGB級で、現存する(工業モデル含む)3Dプリンタで対応できる解像度以上のものだそうです。

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formlabsもブースを出していました、近日予約販売分を出荷予定とかで、細々した情報は別のPostにします

余談:展示ブースの人に聞いた所、ニューヨーク市警の鑑識担当なんかも来場していて、3Dプリント銃の話から、もし事件に使われた場合に残されたプラスチック片の物質解析をしてフィラメントの販売元特定=製造したプリンタの割り出し…なんてことも今後あるかも。なんて話をしたそうです。面白い。

7:30pm  |   URL: http://tmblr.co/ZNbz7ujOVlet
  
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October 23, 2012
[Link] 布や紙に直接3Dプリントする方法(“ClothBot Designs"作者によるinstructables)

作者のAndrewより「手順をinstructablesに載せたよー」と連絡をもらいました。

障子のように予め作った枠に紙を貼ってから、プリントベッドにはめ込むんでたんですね。スプレー糊を均一にかけるのと、破らずに枠にしっかり貼り付けるのが、ちょっとコツがいるそうです。

4:23am  |   URL: http://tmblr.co/ZNbz7uVptW4X
  
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October 3, 2012
Maker Faire参加の手引き

自分で更新しようと思ったブースはすべてPostしました!公式の発表では650Makerの参加があったそうで、わたしのカバーした範囲など4%に過ぎません…。

今後は他のサイトで紹介されているブースの日本語訳付きリブログや、MakeのYoutubeアカウントにイベント動画が上がり次第、要旨訳などを上げていこうと思います。

まとめとして、去年はMakerとして参加し、今年はボランティア・オーディエンスとして参加して気づいたことをメモ書きします。

来場者として遊びに来る場合
●動きやすい靴
東京ドームサイズの会場に所狭しにブースが並びます。敷地レイアウトの関係でメインロードがコの字型になっており、会場の端から端まであるくとかなりの運動量です。

●見たいブースの場所は事前把握
会場マップは大まかなパビリオンの位置しか表示がありません。事前にウェブサイト等で見たいと思ったブースは、どのゾーン・パビリオンに出しているのか確認するか、モバイルアプリで確認してください。各ブースの詳細位置地図等はありません。
また、友達に「遊びに来てよ!」と言われた場合はMakeに登録した出展名や作品名または番号を聞いておきましょう。「◯◯っていう友達が出してるはずなんだけどどこ?」とインフォメーションに聞いても、出展者名が別だったりすると全くわかりません。まぁ探すのもMaker Faireの楽しみだと思ってください。

●どこを見たら良いの?
ボランティアミーティングでは「探検してみて」と紹介するように言われました。ということでどこから見始めるか紹介を求めても、「会場全部」と言われる可能性大です。そこも楽しみだと思って参加し(ry。
どうしてもどこから始めるか知りたい場合は「◯歳くらいの子どもがいて、◯◯に興味があるんだけど、どこが良い?」といった詳細な質問だとお手伝いしやすいです。

●丸一日参加するつもりでご予定を
2日間で合わせて6時間くらいはブース見学に出たはずなのですが、他の人のブログを見ると見ていなかったブースもいっぱいありました。すべてをざっと回って、少しワークショップに参加するとすぐに1日過ぎてしまいます。

●飲み物は会場外から持参が吉
会場内にはいわゆる出店から、地元NYの有名フードトラック、レストランの出張テントまで色々と出ますが、とにかく並びます。
コーヒートラックは開場前からMakerで長蛇の列が出来、お昼になるとすべてのテントでものすごい行列になります。
ご飯はせっかくだから地元NYのフードトラックにチャレンジしていただきたいですが、少なくともお水等飲み物は持参したほうがベターです。
お水やジュースを買うだけなら、毎年サイエンスホールの建物の前に出しているカートが混雑が無くて穴場です。

●MakerShedには朝イチで行く
物販のMakerShedも大きなテントが出ますが、午後になるとお会計に物凄く並びます。
大きな買い物をしない限りは、朝来てすぐ買い物を済ませたほうが楽です。

●キャッシュの他にカードも用意を
フードトラックなんかはキャッシュオンリーですが、最近はiPhoneでカード決済が出来たりするので、物販をしているブースではカードオンリーの場所があります(MakerShedは両方対応してます)。

Makerとして参加する場合
■金曜日の搬入
たとえ荷物がノートパソコン一つでも、金曜日の搬入をオススメします。机にテーブルクロスをひいておくだけでも良いでしょう。
なぜかと言うと、土曜日の朝は先に搬入に来たブースに机を取られてしまったりするからです(サインも何もないので、使わない物だと思われる)。もちろんゾーンマネージャーに言えば再度用意してくれますが、その分、設置の時間が短くなります。

■レセプション参加
金曜日夜のレセプションはフリービール・フリーフードですので参加したほうが絶対楽しいです。出展者しかいないわけですから、どんどん話しかけてネットワーキングしましょう。“What do you Make?”みたいな唐突な質問でも十分会話成立します。(何度も知らない人に聞かれました。)
また搬入中のブースを回って、ギークな話がゆっくりできるのも金曜日の夜くらいです(当日になると人でごった返すので)。
Make:のエディターは”Editor”バッジを下げてますので、その人にアピールするのも良いんじゃないでしょうか(一応フェアということでEditorが選んだブースにリボンが送られます。)。

■雨対策
過去2年も天気は怪しかったですが、今年はところどころ大雨に降られました。ブースが建物の中で無い限りテント付きパビリオンであってもそうでなくても、雨が降った時の対策はしておきましょう。

■サインは大きく
運営サイドでもA3大のラミネートされた紹介シートを用意してくれますが、目立たないのでバナーなりサインなりは用意したほうが良いです。また、人も多いので字はとにかく大きくした方がわかりやすいです。
パワーポイントのスライドを4Aに印刷してパネルにしたりする人もいますが、正直読まれません。また触られたくない・逆に触って遊んで欲しいものにもはっきりとしたサインを付けると効果的です。

■物販の場合でも紹介プロジェクトを持ってくる
ブースを回っていて「あんまり面白くないな」と思うブースは単純に商品を販売しているだけのブースだったりします。商品は実はすごく面白かったりするのかもしれませんが、Maker Faireは買い物というよりもMakerの話を聞きたくて回っている人が殆どですので、販売する商品を使って作ったプロジェクト等を持ってきたほうが、ブースが面白くなると思います。

■「これはなに?」というざっくりした質問への答えを用意する
5万5千人も来場者がありますので、全員がMake:読者ではありません。このイベントにきて初めてMakerムーブメントに触れる人もいますので、誰にでもわかる説明の用意は必須です。

■子供向けのプロジェクトもあると良い
来場者は子連れ親子が多いです。物凄く高度でカッティング・エッジなプロジェクトよりは、子どもでも見てわかりやすかったり「あーそれやっちゃうの(いい意味で)バカだな~」みたいなプロジェクトのほうがウケは良いです。

■ガキンチョ対策
(あえてガキンチョと書きますが)小学校中学年から高学年の特に男の子が、ブースに来て「これなに?」「ふーんでもさっきあっちで◯◯見たけど、それと何が違うの?」「◯◯の方が良いじゃん」みたいなコメントを残して行くことがありますので、笑って対応してあげましょう。案外、缶バッジとかステッカーとかあげると素直に喜んだりします笑

■ぜひスタッフさんの状況もご理解ください
以前のPostにも書きましたが、たった1週間まえからイベントに関わるスタッフさんが大勢います。おそらくフェアのすべてを把握しているのは会場全体でほんの数人です。なにか聞いてもすぐに答えられなかったりしますし、頼んだ◯◯がまだ無い!なんてこともありますが、ぜひイライラせずに。MakerFaireはMakerムーブメントらしく、自分のことは自分でという意識でという意識で参加するのが、一番ラクです。

October 3, 2012
Link : Maker Faire NYのブレッドボードワークショップで使われたPDF

Maker Faireでは今年、ハンダ付けワークショップに加えて、ブレッドボードワークショップをテスト的に開催し80人以上が参加したそうです。カトゥーンアーティストのJody Culkinの書いた漫画スタイルのワークショップシートがPDFで公開されています。

October 3, 2012
Link: Maker Faire NYは来場者5万5千人、参加Maker650人以上で終了

オフィシャルの発表ではWorld Maker Faire 2012の来場者は5万5千人、参加Makerは650人以上に登ったとか。

ニューヨーク市がMaker Weekを宣言したり、The New York State Assembly Legislative Commission on Science and Technology(ニューヨーク州サイエンス・テクノロジー委員会)からMaker Faireをサポートする声明がだされたりと、去年より一回り大きくなって終了したようです。

8:33pm  |   URL: http://tmblr.co/ZNbz7uUbQbjV
  
Filed under: MakerFaire2012 
October 3, 2012
ルール無し!誰でも参加できる工作おもちゃのカーレース“The Nerdy Derby”

ニューヨーク大学のInteractive Telecommunications Programの学生が開催したThe Nerdy Derbyは自分で工作した車を使ったルール無しのカーレースで子ども(と大人)に大人気。

参加者は会場に用意された道具と材料を使って自由に車を工作します。夕方になると作業用の机の上はもうぐちゃぐちゃ(朝の開場時は真っさらでした。)

子ども達で物凄く盛り上がってましたが、お子さんより真剣になってるお父さんも居たような…。



作った車はRFIDタグを付け、写真を取ってレース登録。作品名・作者の名前と共にウェブサイトに記録される他、会場内のモニタでどのクルマのレースが開催中か表示されます。

ゴールは赤外線センサーで管理しているそう。サイトで参加作品を見れますので、ぜひどうぞ。これは、小学校のバザーとかでやったら盛り上がりそうですね。

ーー追記

Maker Faire NYでの様子がDiscoveryの番組で紹介されたようです。Youtubeはこちら。

8:18pm  |   URL: http://tmblr.co/ZNbz7uUbL-HS
  
Filed under: MakerFaireNY2012 Kids 
October 3, 2012
現代っ子用のLEGO?小さな基板にのせたパーツをマグネットで繋ぐ電子工作キット

センサーやコントローラー、LED等を小さな基板に載せ両端にマグネットをつけたLittleBits

電池のパーツ+タッチセンサーのパーツ+LEDのパーツの順に3つのパーツをくっつけるだけで、3秒でタッチで光がつくライトが完成。また、作ったプロジェクトはウェブサイトで設計書と手順をシェアすることが出来るようなっています。

ブースは子供で常に大賑わい。それだけ子供にとっても理解しやすい物だということが解ります。10パーツのセットが$89ドルと、おもちゃとしてはちょっと高めですが、今後に期待。

オープンソースハードウェアですので、今すぐ自分で作ってみたい人はこちらのGutHubリポジトリからどうぞ。

October 3, 2012
Makerなお父さんが子供のために作ったパンケーキ製造LEGOロボット

ノルウェー(!)から参加したMiguel Valenzuelaの作ったパンケーキ製造ロボットは99%がLEGO、1%がケチャップボトルで出来ている。現在のマシンは5代目で、開発には数えられないくらいの時間を費やしたそう。

動いている様子はこちら

彼のブログを見ると降った雪で子供が乗れるサイズの雪像を作ったり、奥さんとストップモーションアニメーションを作ったり、Makerなご夫婦。お子さんが羨ましいです。

October 3, 2012
「盗んで行けよ、盗み返すさ」の精神で作るオープンソースハードウェアの海洋探査ロボット“OpenROV”

Kickstarterでのファンディングに成功したOpenROVはハードウェア・ソフトウェア共にオープンソースの海洋探査ロボット。誰でも手に入れられるようローコスト($1000以下)で作ることを目的としていて、パーツはどこでも買えるもので組み立てている。使われているパーツのうち一つも海洋探査機用に作られている物は使っておらず、パーツメーカーに問い合わせするとビックリされるのだとか。

Kickstarterで目標額を遥かに上回る成功をした後のエピソードとして、成功しすぎて(本来どこでも手に入るパーツで作ることが目標だったのに)彼らがパーツを買い占める事になりパーツの市場在庫が無くなってしまう皮肉な状態になったのだそう。
また、成功したら成功したで物凄く手間がかかるのが組立や出荷で、最近は成功したプロジェクトが定通りに出荷されるようKicksterterがプレッシャーを強めていることもあって、(彼らの場合は9月に出荷としたが)10月上旬に出荷出来るよう2人で寝る時間も取れなくらい忙しい。と語っていました。

OpenROVは現在クリエイティブ・コモンズの「表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植(CC BY-NC-SA 3.0) 」ライセンスで公開しており、営利目的の利用はできなくなってます。今度他のライセンスに変えるか、営利目的企業とどう付き合っていくかは色々と検討中だとのこと。

MakerBotに絡む最近のオープンソースハードウェアの状況についても熱く語っていましたが、彼らの一番の目的は教育用に誰でも利用可能にすることなので「営利目的にも公開して他の会社がもっと安く作るなら、逆にどうやって安く作るのかを知りたい」と思っているそう。

オープンソースハードウェアをやる上でのマインドとしては「盗んで行けよ、盗み返すさ。」(“Steal away! and I’ll steal back from you”)という気持ちでやっているのだそうです。(今回のMaker Faireイチの名言だと思いました。)

製品の話だけでなく、オープンソースハードウェアの状況やMakerカルチャーまでノンストップで話しており、ブースの周りに人が絶えなかった彼ら。2人だけでやっているプロジェクトが始まったばかりですが、ぜひその「盗んで行けよ」の精神で頑張ってほしいな、と思います。